【大人向け】英語をペラペラに話せるようになるイマージョン実践方法

英語多読

英文法や英単語などを継続的に学んでいるけど、全然英語を話せるようにならない、、、そこで最近話に聞く、「イマージョン英語学習法」が気になっているが多いのではないでしょうか?

イマージョン英語学習法とは文字通りイマージョン(浸すこと)、つまり、英語を毎日触れ続けることにより、言語習得に近づけていくという学習方法です。

しかし、私たちが住んでいる日本は世界屈指の経済大国。英語を使用する機会はごくわずかであり、ほとんど日本語のみで生活できてしまいます。とても恵まれていますよね。しかし、英語学習にはあまり適している環境とは言えません。そのため日本であなたが脳をイマージョンさせるには、自ら英語という大海原に繰り出していく必要があるのです。

そこで今回は日本にいながら、どのように英語をイマージョンしていくか、具体的な実践方法をお伝えします。この記事を読んで実践すれば、長時間英語に触れても疲れない脳を手に入れることができるでしょう。

イマージョン英語学習法とは?大人にも有効な理由

イマージョン教育の概要

イマージョン教育とは、母語を使わずに第二言語を学ぶための学習環境を整える方法で、通常は日常生活や授業を外国語で行うことによって自然にその言語を身につける教育法です。

この教育法は、カナダでバイリンガルを育成するために始まったもので、特に子ども向けとして知られていますが、大人にとっても非常に効果的です。母語を介さず、英語を「そのまま理解する力」を養えるため、日常生活や仕事で使える英語力が育まれます。

なぜ大人でも効果的なのか?

大人は、意識的に目標を設定し、学習する能力があるため、イマージョン学習を取り入れることで効率よく英語を習得できます。

たとえば、仕事や旅行、趣味など、日常生活の中で英語を自然に使うシチュエーションを増やすことで、実践的なスキルを養えます。さらに、大人の場合は既に持っている社会経験を通じて、具体的な場面で英語を使うためのモチベーションが高いことも効果的です。


大人向けイマージョン学習のメリット

表現力や理解力が上がる

ネイティブ英語をイマージョンすることにより、自然な表現ができるようになったり、ネイティブ特有の言い回しなども理解できるようになります。

私たちが学んできた英語はあくまで試験用に作られたものであるため、ニュアンスが本来のものとは異なってしまっていたり、ネイティブが頻繁に使用するフレーズでも試験にはそぐわないから習わなかったりと、いろいろと欠陥があるのです。

ネイティ英語に触れているとその部分が徐々に矯正されていき、実践でも使える英語が身につくといわれています。

自然な発音が身につく

ネイティブの音声を聞き続けることでリスニングが上達し、自然な発音が身に付きます。もうお気づきかとは思いますが、日本人の発音と英語ネイティブが話す発音はまるで違います。

私は出張でアメリカに滞在していた時、来てほしくない時間にホテルのハウスキーピングが来てしまったことがあります。今から掃除してもらうのは都合が悪い。よし、明日に掃除してもらおうと思い、「Could you clean my room tomorrow?」と言ったら、普通に「Huh?」と言われ、そのままズカズカと掃除してくれたことがあります。

しかしこれは発音の悪い私が悪かったのです。よく「発音は国によって違うから、あまり気にしなくていい」という意見もありますが、私はある程度の矯正は必要だと思っています。なまりが強すぎて日常会話すらままならなければ、相手に負担をかけてしまうこともありますから。

イマージョン学習でネイティブの音声を聞き続けることで、英語特有の省略やリンキング(単語同士のつながり)を理解する力や、自然な発音が身につきます。これにより、相手にスムーズに伝わる発音を習得できるのです。

言語を使いながら学べる環境作りが可能

大人が英語を学ぶ際、言語に触れる機会を作り出すことが重要です。イマージョン学習を導入することで、英語で情報を収集したり、日常生活の中で英語を使う機会を増やすことができます。自宅での英語環境作りも、工夫次第で簡単に実現可能です。


自宅でできるイマージョン学習の実践方法

英語イマージョン実践法1:英語を生活に取り入れる

まず、日常生活に自然に英語を取り入れることが大切です。ここで意識することは、「英語を使う時間を増やす」のではなく、「日本語を使う時間を減らす」ということです。なんでも日本語を使えば解決してしまう環境なので、それにプラスしてしまうと英語のトータル接触時間はすくなくなってしまいます。そこで、今日本語でやっていることをすべて英語に変えてしまうことで、接触時間は爆発的に上昇します。

スマートフォンの言語設定を英語に変える

もはや親の顔よりなじみが深いスマートフォン。一日のうち、多くの時間をスマホいじりに費やす私たちにとって、その言語設定を英語に変えるだけで英語使用率はかなり高まることは自明の理と言えるでしょう。

スマートフォンの言語設定を英語に変えると、ホーム画面の表記はもちろん、英語対応しているアプリは自動的に英語になります。マップやX(旧名ツイッター)やインスタグラムなど普段多用しているアプリも英語になるので、はじめは戸惑いがあるかもしれませんが、次第に慣れ、当たり前になっていきます。またその画面は普段ネイティブが見ている画面になりますので、使っているだけで自然とネイティブ英語脳に切り替わっていくのです。

検索を英語で行う

日常的に行う検索を英語で行うことは、簡単にできる英語イマージョンの一つです。例えば「英語の勉強方法」を日本語で検索する代わりに、「How to improve English skills」と入力すれば、英語圏のサイトやネイティブが使う表現に触れることができます。これにより、自然にリーディング力や語彙力が向上し、英語を日常的に使う習慣が身に付きます。さらに、検索候補を見ることで、実際に使われるフレーズも学べるため、非常に実践的です。

読む本を英語にする

興味のあるジャンルやテーマの本を英語で読むことで、モチベーションを高く保ちながら学習を続けられます。

好きな小説やビジネス書、趣味に関する本を英語で読むと、ただ単に語彙を覚えるよりもずっと楽しみながらリーディング力を鍛えることができます。特に、内容が面白ければ「もっと読みたい」という気持ちが続くため、長期間にわたって英語に触れることができ、結果的に大きな効果が期待できます。私のおすすめは漫画です。日本の漫画は世界的に評価されているので、多くの漫画に英語版が存在します。Langakuなどの英語版の日本コミックアプリを利用すればコスパの良いイマージョン学習が可能です。

英語で漫画が読める!学べる!英語漫画アプリ「Langaku(ランガク)」がすごすぎる!! | ColorfulDrop
英語の勉強がなかなかはかどらないマンガ好きのみなさーーーーん!! すごいアプリが出ましたよ。 その名も「Lan
英語多読初心者におすすめの本5選!失敗しない選び方も伝授!
英語多読初心者向けのおすすめ本5選を紹介!自分に合った本の選び方や、効果的な多読方法のコツも徹底解説。楽しく続けられる英語学習をサポートします。

英語で独り言を言う

英語で独り言を言うことは、簡単でかつ効果的なイマージョン学習の一つです。特に、日常生活の中で自分が感じたことや考えたことを英語で表現することで、スピーキング力や即座に英語を組み立てる力が鍛えられます。

ポイントは、間違いを気にせず自由に話すこと。誰も聞いていないのでプレッシャーもなく、リラックスしながら練習できます。たとえば、今日の予定や見たものに対する感想を英語で話すだけでも、英語を使う時間が自然と増え、実践的な英語力がついてきます。

SNSを英語で投稿する

SNSを英語で投稿することは、実際に使える英語を学ぶための効果的な方法です。日常の出来事や感じたことを英語で発信することで、リアルなコミュニケーションを取りながらスピーキングやライティング力を鍛えることができます。

さらに、フォロワーからコメントが返ってくることもあり、実践的な英語のやり取りを楽しめます。好きなことや趣味について英語で投稿すれば、モチベーションを高く維持でき、楽しく英語に触れる時間を増やせるのが大きなメリットです。たとえば、食事の写真や旅行の感想を英語でシェアすることで、日常的に英語を使う機会が自然と増えます。

たとえば、英語のポッドキャストやラジオを朝のルーティンに組み込む、Netflixで英語字幕付きの映画やドラマを見る、スマートフォンの言語設定を英語に変えるといった小さな変更から始めることができます。これにより、リスニング力や発音のリズム感が向上し、英語の「音」に慣れることができます。

英語で日記を書く

英語で日記を書くことは、ライティング力を鍛えながら自分の表現力を向上させるための優れた方法です。毎日の出来事や感じたことを英語で書くことで、語彙力や文法の使い方が自然と身につきます。さらに、日記は誰に見せるわけでもないため、自由に間違いを恐れずに書けるのが大きなメリットです。

また、興味のあるテーマや趣味について書くことで、モチベーションを高く保ちながら学習を続けられます。たとえば、旅行の思い出や日常の小さな出来事を英語で振り返ることで、リラックスしてライティング力を伸ばすことができます。英語で日記を書く習慣を続ければ、自己表現が豊かになり、自然な文章を作る力が養われます。

イマージョン英語実践法2: オンラインレッスンを活用する

オンライン英会話レッスンを活用することは、イマージョン学習の中でも特に効果的な方法です。ネイティブスピーカーや外国人講師と1対1で話す機会を作ることで、実際に使える英語力を鍛えることができます。

たとえば、自己紹介や趣味について会話するだけでも、実践的なフレーズや発音に慣れることができます。

さらに、興味のあるテーマや目的に合わせてレッスンをカスタマイズできるのもオンラインレッスンの大きなメリットです。旅行やビジネスシーンで使う表現を学んだり、好きなトピックについてディスカッションすることで、学習のモチベーションを保ちながら続けることができます。レッスンを受けるたびに、英語でのコミュニケーション力が向上し、自信を持って話せるようになります。

 

英語イマージョン実践法3: 英語のコミュニティに参加する

英語を学ぶ上で、実際に使う場を増やすことが重要です。英語のコミュニティに参加することで、日常的に英語を話す環境を手に入れることができます。英会話カフェやオンラインの英語フォーラム、国際交流イベントなど、さまざまな形でコミュニティに参加すれば、実際の会話で英語を使う機会が増え、リアルなコミュニケーション力が身につきます。

さらに、共通の趣味や興味を持った人々と英語で交流することで、楽しみながら学べるのも大きなメリットです。例えば、英語での映画鑑賞クラブや旅行好きの集まるオンライングループなど、興味に合ったコミュニティを見つければ、自然と学習を続けるモチベーションが高まります。定期的に英語を使う場があることで、徐々に自信をつけ、英語での会話がスムーズになっていきます。


イマージョン英語学習を成功させるためのポイント

継続することの重要性
英語をペラペラに話せるようになるためには、継続的な努力が必要です。イマージョン学習を実践し続けることで、少しずつ語彙や表現が自然に身につき、実践力が高まります。たとえ1日10分でも、毎日英語に触れることが重要です。

目標設定をする
具体的な目標を設定することで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。「3か月後に英語でプレゼンテーションをする」「英語の映画を字幕なしで理解できるようにする」といった目標を掲げ、それを達成するための計画を立てることが効果的です。目標達成の喜びが、さらなる学習意欲を生み出します。


まとめ

大人が英語をペラペラに話せるようになるためには、イマージョン学習を日常生活に取り入れることが非常に効果的です。自宅でできる実践的なステップとして、英語を生活に取り入れる、自己学習を進める、オンラインレッスンを活用するなど、日々の英語環境を整える方法を紹介しました。まずは、今日から一つのステップを実践し、継続的に学習を続けることで、英語力を着実に伸ばしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました